導入事例

テック・マヒンドラが、いかにONESOURCEを用いグローバルな税務コンプライアンスとデジタルインボイスを効率化したか

テック・マヒンドラは、インドで5番目に大きなIT企業で売上高65億米ドルを誇り、世界100以上の法域で事業を展開しています。これほど広範で多様な税務環境を管理することは、同社のグローバル税務チームにとって大きな課題となりました。トムソン・ロイターのONESOURCE Indirect Tax、E-invoicing、Tax Provisionソリューションを採用することで、テック・マヒンドラは重要なプロセスを自動化、手作業を削減、コンプライアンスの精度を向上させ、測定可能なコスト削減を実現しました。

課題

世界中に事業展開するテック・マヒンドラの税務チームは、絶えず変化する税制規制の遵守、大規模な取引の処理、そして管轄区域ごとの要件を満たすという課題に直面していました。

ONESOURCE導入以前は、プロセスの多くが手動で行われ以下のような状況でした。

  • 個人の専門知識に大きく依存
  • より高い人為的ミスのリスク
  • 時間のかかる繰り返し作業
  • 申請における外部コンサルタントへの高い依存度
  • リアルタイムな規制変化対応の困難

「ニーズを明確にマッピングし、全ての市場オプションを評価しROIを出しましょう。自動化、監査対応リポジトリを維持し、チームで戦略的業務に時間を費やしたければ、ONESOURCEは最適なソリューションです。」


テック・マヒンドラ グローバル税務責任者
ヒーナ・シャー

ソリューション

2016年の詳細な市場評価の結果、テック・マヒンドラはトムソン・ロイターのONESOURCEを以下の理由で選定しました。

  • 同社のグローバルな展開に沿った広範囲な国のカバー
  • リアルタイムのコンテンツ更新による事業混乱の防止
  • Indirect Tax Compliance, Determination, E-invoicing, Tax Provisionを一つのプラットフォームで統合

導入はIndirect Taxの自動化から始まり、以下へと拡大しました。

  • 国ごとの段階的なデジタルインボイス導入を、義務化のタイムラインに基づき実施
  • 米国で、複数の事業体、州に渡る複雑さを正確に管理するためTax Provisioningを導入

導入 & 採用

エンドユーザーは、まずシステムの使い易さと機能性をテストしました。その後、意思決定は以下の通り進みました。

  • 税務リーダーシップの能力見直しとROI 
  • CIO/技術チームによる導入フィージビリティ評価 
  • 確固たるビジネスケースに基づく調達、およびCFOによる承認

主要ドライバーは以下の通りです。

  • 削減された外部コンサルタント費用によるROI 
  • 自動化によりチームに戦略的業務への移行 
  • コンプライアンスの精度と監査体制の向上

成果

ONESOURCEを採用して以来、テック・マヒンドラは以下の成果を上げました。

  1. コスト削減 – 50%の削減 
  2. 効率向上 – 税務チームは日常のコンプライアンスに代わり戦略業務に注力 
  3. コンプライアンス精度の向上 – リアルタイム更新と正確な取引のマッピング 
  4. 監査効率の向上 – 迅速な監査対応のため、集中型で信頼のおけるデータリポジトリ 
  5. 効率化されたデジタルインボイス – インド等の主要マーケットでエラー、拒否率の低下
  6. 堅牢な米国税金引当 – 全ての事業体に対する完全な網羅と正確な計算

予想外のメリット

  1. 間接税からデジタルインボイスへのシームレスな移行により、将来性のあるコンプライアンス 
  2. 完全なフォームカバレッジによる、追加の米国税務コンプライアンス要件の発見

これからの展望

テック・マンデラの継続的な成長により、ONESOURCEは以下を可能にします。

  • 取引量の増加に伴うスケール拡大
  • 新しい管轄区域でのコンプライアンスサポート 
  • ワールドワイドの税務業務における中心的なプラットフォーム

詳細につきましては、ぜひ製品デモをご依頼ください。当社の税務ソリューションが貴社の生産性向上にどのように貢献できるか、実際にご体験いただけます。