貿易・技術管理から地政学リスク対応まで最新動向を徹底解説!
トランプ2.0(第二次政権)が発足してから、間もなく8か月が経過しようとしています。“アメリカファースト”を掲げるトランプ新政権による多くの政策変更、それに伴う国際関係の変容、自国第一主義的な施策への共感/反感、サステナビリティ政策の減速など、各国において様々な変化をもたらしています。また、技術開発競争は一層激しさを増しつつ、貿易・サプライチェーンの前提となるルール・基本方針が変化し、重要な技術の開発や情報の保護・管理の考え方についても再考をする必要があります。
本セミナーでは、通商・貿易や技術戦略を中心に、サステナビリティの視点も踏まえて、企業のとるべき施策について専門家が討論・説明を行います。KPMGとトムソンロイター社共同実施の「経済安全保障・地政学リスクサーベイ 2025」にも適宜言及します。
時節柄ご多忙とは存じますが、ぜひこの機会にご視聴いただき、貴社の海外事業やサプライチェーン施策の一助となれば幸いです。
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受講料:無料(事前登録制)
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会場:KPMGコンサルティング株式会社
セミナールーム -
定員:50名(申込者多数の場合は抽選制)
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申込締切:2025年9月8日(月)17:00
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対象:経営企画、経済安保統括室、法務・輸出管理、リスク管理、海外事業企画、サプライチェーン関連部門等のご担当者の方
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主催:KPMGコンサルティング、
トムソン・ロイター株式会社
プログラム
14:30~14:40
オープニング
トムソン・ロイター株式会社 代表取締役社長 三浦 健人
14:40~15:10
基調講演:トランプ2.0の新技術政策の方向性と日本企業への示唆
講師:Capitol International Consulting エグゼクティブ・アドバイザー 武内 理奈 氏
トランプ2.0では、AI・量子・半導体・原子力などを国家安全保障の要と位置付け、官民連携による巨額投資やサプライチェーン強化、AI戦略の推進を加速しています。一方、連邦と州の規制が並立し、企業対応は複雑化しており、日本を含む同盟国の企業も技術・エネルギー・規制の各面で柔軟な対応力が求められます。本セッションでは、米国の最新トレンドを踏まえ、新技術を巡る事業機会とリスクについて解説します。
15:10~15:30
セッション2:国際関係の変化と通商・貿易施策
講師: KPMGコンサルティング アソシエイトパートナー 新堀 光城 氏
貿易・安全保障をめぐって米国と諸外国の関係性が大きく変化しており、企業の中長期的な事業戦略、サプライチェーン施策に影響が生じています。本パートでは、トランプ 2.0を中心に、国際情勢の現在地から、中長期的な論点を概観しつつ、変化を踏まえたインテリジェンス体制の整備やサプライチェーンリスク対応を中心に解説します。
15:30~15:45
セッション3:欧州の経済安全保障とサステナビリティ
講師: KPMGコンサルティング マネジャー 白石 透冴 氏
日EUのパートナーシップの発足や英国とEUの関係性再構築などの安全保障に加えて、エネルギーの脱ロシア路線の強化やサステナビリティ開示やデューデリジェンス規制の見直しなど、サステナビリティについても欧州の情勢は大きく変化しています。本パートでは、欧州の経済安全保障施策の観点から、その最新情勢とその影響について解説します。
15:45~15:55
休憩
15:55~16:25
セッション4:テクノロジー活用で貿易コンプライアンス激動の波を乗り越える
講師:トムソン・ロイター株式会社 ソリューション営業本部 コンサルティング部 部長 森下 馨
近年、サプライチェーン再編や制裁リスクの増大など、日本企業のグローバルビジネスはかつてない複雑性と不確実性に直面しています。本セッションでは、トムソン・ロイターのグローバルな知見をもとに、新アメリカ政権下で日本企業が受ける具体的な影響を解説するとともに、最新の貿易コンプライアンス体制構築のポイント、地政学リスク管理・効率化の事例をご紹介します。またトムソン・ロイターが提供する国際貿易管理ソリューション「ONESOURCE Global Trade」ならびにAIやデータ活用を含むテクノロジーの力を、いかに規制対応や意思決定に活かすか、企業が今後取るべき実践的アプローチについても探求します。
16:25~16:55
セッション5:<双方向型 パネルディスカッション>トランプ2.0下の通商・サステナビリティ・技術戦略
モデレーター:KPMGコンサルティング スペシャリスト 原 滋 氏
パネリスト: Capitol International Consulting エグゼクティブ・アドバイザー 武内 理奈 氏
KPMGコンサルティング シニアエキスパート (元ハーバード大学国際問題研究所研究員)恩田 達紀 氏、 アソシエイトパートナー 新堀 光城 氏
トムソン・ロイター株式会社 ソリューション営業本部 コンサルティング部 部長 森下 馨
本パートでは、貿易・サプライチェーン、技術政策、サステナビリティに関する最新の国際情勢を踏まえた企業への影響と施策を中心に議論します。また、最新論点について、ご参加者の皆様に匿名の即席アンケートを実施し、登壇者にてその結果に基づくコメントをすることも予定しております。
16:55~17:00
クロージング
KPMGコンサルティング 執行役員 パートナー 足立 桂輔 氏
17:00~18:00
ネットワーキング
セッション終了後、参加者間のネットワーキングや、本セミナーのテーマに関して自由にご相談いただく時間を設けております。
*プログラム内容、タイトルは予告なく変更する場合がございます
ゲスト講師
武内 理奈 氏
Capitol International Consulting エグゼクティブ・アドバイザー
世界10カ国以上の政府機関・国際機関・大手コンサルティングファームなどを経て現職に至る。地政学・経済安全保障領域に強みを持ち、現職ではグローバル企業のエグゼクティブ・マネジメント層に対し、経済安全保障・地政学や、デジタル・技術戦略などについて、幅広く戦略的アドバイザリーを提供・補佐。
KPMGコンサルティング&トムソン・ロイター登壇者
足立 桂輔 氏
執行役員 パートナー
KPMGコンサルティング
2003年よりKPMGに勤務。その間、KPMG中国での勤務を経験。現在、ガバナンス、サステナビリティ、リスクマネジメント等のサービスをリード。
新堀 光城 氏
アソシエイトパートナー (弁護士)
KPMGコンサルティング
弁護士。経済安全保障・地政学サービスチームリーダー。国内外のリスク管理・規制対応・サステナビリティ施策のほか、中長期戦略策定に向けたビジネス環境分析支援等に従事。
恩田 達紀 氏
シニアエキスパート (元ハーバード大学国際問題研究所研究員)
KPMGコンサルティング
元ハーバード大学国際問題研究所 客員研究員。日系および外資系コンサルティングファームにて戦略コンサルティング業務に25年あまり従事し、海外では50ヵ国以上でプロジェクトを実施。
白石 透冴 氏
マネジャー
KPMGコンサルティング
元日本経済新聞社パリ ジュネーブ支局長、エネルギー報道チームリーダー。KPMGでは企業の経済安全保障リスク対応、有事コミュニケーションなどの危機対応支援を担当。
三浦 健人
代表取締役社長
トムソン・ロイター株式会社
トムソン・ロイター株式会社にて、代表取締役社長を務める。トムソン・ロイター参画前は、パーセフォニにてカントリーマネージャーを務め、AIなどのテクノロジーを活用し、企業や金融機関の炭素を促進した。また、Apple、Dell、Microsoft、NTTにて要職を歴任した経験を持つ。
森下 馨
コンサルティング部 部長
トムソン・ロイター株式会社
2003年留学のため渡英。2010年に帰国後、日系および外資系企業にてSCM部門や法務部門に属し、ビジネスおよびコンプライアンスの管理に従事。2020年より現職。上記経験を活かし、日本国内およびグローバル化に係る業務のDX化を推進。
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