トレーディング勘定の抜本的見直し (FRTB)

トレーディング勘定の抜本的見直し

市場リスク・フレームワークを見直すために知っておくべきこと

オルタナティブ・トレーディング勘定

現在の市場リスク資本のフレームワークは、リスク感受性が不十分であり、以下の 3 つの主要分野で、分散やヘッジの利点を重視する必要があります。

  • 最新の基準では、銀行勘定とトレーディング勘定の処理を明確化することが義務づけられます。
  • 企業はより感受性の高い標準アプローチを採用し、資本要件とリスク・レベルを正確に関連づける必要があります。
  • 内部モデル方式 (IMA) を使用するための承認取得のコンプライアンス・プロセスは、さらに複雑で難しいものになります。

新しいトレーディング勘定の抜本的見直し (FRTB) 規制は、資本の取扱いにおける一貫性を向上し、銀行間、特定市場間、商品間での違いを低減することを目的としています。規制の範囲は、レート、クレジット、FX、エクイティ、コモディティのアセット・クラスに及びます。

FRTB の今後の予定

FRTB 規制が 2019 年末に施行されると、2009 年からのバーゼル 2.5 の問題点は対処、報告されます。しかし、IMA を導入する金融機関は、事前に 1 年間モデルを実行し、規制機関から承認を取得しなければなりません。したがって、FRTB 施行の観点から、2018 年半ばが重要な期限となります。

欧州で FRTB 規制を施行する欧州委員会は、2016 年 11 月に CRR2 に関する提案を発表しました。この提案には、BCBS の当初の要件に対する複数の修正案が含まれているため、特に、BCBS の期限に対して施行が遅れる可能性があります。欧州委員会は、最初の 3 年間を、最低資本要件にヘアカットが適用される段階的導入期間とすることを提案しています。これで企業は時間を稼ぐことができますが、規制が世界全体で一様に施行されないリスクが高まります。

モデル化不可能なリスク・ファクター

銀行は、IMA の使用に関連して損益要因分析とバックテストの要件を満たしたら、そのリスク・ファクターが、モデル化可能なリスク・ファクターかモデル化不可能なリスク・ファクター (NMRF) かを特定する必要があります。

リスク・ファクターは、最長 1 か月の観測期間に少なくとも 24 個の「実際の」価格を入手できる場合に、モデル化可能と分類されます。「実際の」価格には、実行された取引と約定した気配値が含まれます。

透明性がほとんどない OTC 市場にとって、「実際の」価格データを収集するプロセスは大きな課題となります。 

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