企業不祥事が発生した際、限られた時間の中で事実関係を的確に把握し、適切な再発防止策につなげるためには、文書・データだけでなく、関係者からのヒアリングが重要な役割を果たします。しかし、ヒアリングの「聞き方」や「質問の組み立て方」を誤ると、供述内容がぶれたり、後になって説明が覆ったりするなど、事実認定の精度に重大な影響を与えかねません。
本勉強会では、刑事事件の法廷弁護技術の考え方を手がかりに、企業不祥事の内部調査における関係者ヒアリングへどのように応用できるかについて解説します。ヒアリング前の仮説立案や質問事項の整理から、オープン質問・クローズド質問の使い分け、供述内容のぶれの拾い方・確認の仕方、記録化のポイントまで、具体的な場面を想定しながら検討します。
あわせて、日々の不祥事対応や内部調査の場面で意識しておきたい、ヒアリングの質問パターンやチェックポイントの考え方にも触れ、参加者の皆様が自社の実務を振り返る際のヒントとしていただけることを目指しています。本勉強会が、企業不祥事発生時の内部調査に関する社内での検討や議論を深める一助としてご活用いただければ幸いですので、お気軽にお申し込みください。
法廷弁護技術の考え方を取り入れた関係者ヒアリング設計の解説
仮説立案・質問の流れ・供述内容のぶれへの基本的な視点の整理・学習
日々の内部調査で活用できる質問パターンとチェックポイントの把握
プログラム
講師によるレクチャー
トムソン・ロイターより 「書籍で俯瞰する企業不祥事対応」
・本ウェビナーは、企業の経営企画・法務・総務・管理部門の責任者様ならびに実務担当者様を対象としています。
・個人の方、同業者の方、法律事務所の方(企業内弁護士を除く)、並びにご入力いただいた情報からご所属先の確認ができない等適切でないと判断するご登録については、個別にご連絡することなく当日ご視聴をお断りする場合がございますのでご了承ください。フリーアドレス、プロバイダアドレス、キャリアアドレス等、ご所属先の確認ができないメールアドレスにてご登録いただいた場合も同様です。
講師紹介
弁護士 村山 小百合(むらやま さゆり)
弁護士法人大江橋法律事務所
2011年東京大学教養学部卒業、2014年東京大学法科大学院修了、2017年検事任官(東京地検)、2023年~2025年3月法務省刑事局付(弁護士職務経験)、同年7月弁護士法人大江橋法律事務所入所。主な取扱分野は、訴訟・紛争解決、危機管理・コンプライアンス、コーポレート・M&A。
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